HOME >脳波 >視覚刺激(フラッシュ刺激とパターンリバーサル刺激)

視覚刺激

脳の検査や研究において、視覚刺激というものが用いられます。 脳研究の世界では“刺激”という言葉を用いますが、 被験者に対して単に情報を与えるというだけのことです。 視覚的な情報を与えるものを“視覚刺激”と呼びます。 この視覚刺激を与えた時間をトリガとして加算平均を行い、視覚誘発電位(VEP)を抽出します。

視覚刺激には2つの代表的なものが存在します。 それがフラッシュ刺激とパターンリバーサル刺激です。 それぞれ、異なる用途に用いられます。


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フラッシュ刺激

フラッシュ刺激

カメラのフラッシュのように、一瞬だけピカっと光る視覚刺激のことをフラッシュ刺激と呼びます。 フラッシュ刺激は用意するのが簡単なため、よく用いられる視覚刺激です。 フラッシュ刺激は、被験者の網膜を一様に照射します。しかし、人間のニューロンは単に強い光よりも、 光っている部分と光っていない部分のコントラストに強く反応することが知られています。 そこで、考え出された刺激がパターンリバーサル刺激です。

パターンリバーサル刺激

パターンリバーサル刺激

パターンリバーサル刺激は、白黒の画像の白と黒を任意の時間間隔で反転させて提示する刺激です。白黒の境目の部分がニューロンを強く刺激するのです。 また、パターンリバーサル刺激は、市松模様だけでなく縞模様のタイプも存在します。


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