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定常状態視覚誘発電位(SSVEP)

定常状態視覚誘発電位

視覚刺激の提示頻度が高い場合の視覚誘発電位(VEP)のことを定常状態視覚誘発電位(SSVEP)といいます。 視覚誘発電位の潜時(生じている時間)は、約300ms程度です。 もしも、この300msよりも短い一定の時間間隔で視覚刺激が提示された場合、 視覚誘発電位が生じている最中に再び視覚誘発電位が生じることになります。 すると、視覚誘発電位は視覚刺激の提示間隔で生じることになります。 測定した脳波をフーリエ変換してみると、 視覚刺激の繰り返し周波数のところに際立ったピークをもつことがわかります。


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複数刺激による定常状態視覚誘発電位(SSVEP)

複数の視覚刺激をそれぞれ別々の繰り返し周波数で提示した場合、 そのとき測定された脳波をフーリエ変換すると、 それらの繰り返し周波数とおなじ周波数にやはりピークをもちます。 どの刺激も高速で提示されるため、ピカピカしているようにしか感じられませんが、 脳はちゃんとそれらに対して反応しているということがわかります。


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