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パブロフの犬

パブロフの犬

パブロフの犬は、ソ連のイワン・パブロフが行った犬を用いた条件反射の実験のことです。 毎回、ベルを鳴らしてから餌を与えるようにしていました。 すると、 犬は、いつしかベルを鳴らすだけでもよだれを垂らすようになったのです。 本来は、 「ベルを鳴らす → 餌がでてくる → よだれが出る」 というプロセスだったのですが、 真ん中が省略されて、 「ベルを鳴らす → よだれが出る」 となったのです。


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これは、脳が情報を効率的に処理しようとしているからです。 みなさんの脳も常に効率化を図って働いています。 例えば、ゴルフを始めたとします。 最初のうちは、動きがぎこちないはずです。 コーチから、「ボールを見ろ!腕はこうだ!足はこうだ!このあたりを握るんだ!」 などとあれこれ言われるでしょう。 それをすべて実行しようとすると、脳の中はもうパンク状態です。 しかし、何度も繰り返すうちに自然とその動きができるようになるのです。 そう、何も考えなくてもです。 これは、何度も繰り返していくうちに、 脳が効率化を図っていくよい例です。 車の運転なども同様です。 つまり、いわゆる“慣れ”は脳の効率化であるといえます。


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