HOME >脳の病気 >体が動かなくなる病気

ALS(筋萎縮性側策硬化症)

ALS(筋萎縮性側策硬化症)とは、徐々に体中の筋肉を動かすことができなくなり、 最終的には呼吸器も停止するために死に至る非常に恐ろしい病気です。 原因が解明されていないため、これといった治療法が存在しないのが現状です。


スポンサードリンク


初期症状として手足がうまく動かせなくなり、徐々に日常生活を送れなくなります。 呼吸も困難になるため、延命を望む場合は、人工呼吸器の装備をすることになります。 しかし、ついには眼球すら動かせなくなり、外界とのコミュニケーションがいっさいとれなくなります。 これをロックドイン症候群といいます。 患者が「熱いから布団をどけてほしい。寝返りをうちたい。もう延命はやめたい。」 などといった意思をもっていても、それを介護者に伝えることはできません。 非常に恐ろしいと思いませんか?

そのようなロックドイン症候群の患者向けに期待されているのがBCI(ブレインコンピュータインタフェース)です。 高精度なBCIの研究が進めば、ロックドイン症候群の患者とコミュニケーションをとれるようになります。 詳しくは脳波マウス(BCI)のカテゴリに記載してありますので参照してください。

パーキンソン病

パーキンソン病

パーキンソン病とは、 神経細胞が変成に伴いドーパミンの分泌が減少することが原因で、 手足のふるえなどの症状が現れる脳の病気です。 なぜ神経細胞の変成がおこるのかはわかっていません。

症状としては手足のふるえ以外にも、 便秘や立ちくらみなどの自律神経症状やうつ状態などの精神症状も生じます。 治療には薬物療法が用いられますが、完治させることは困難です。 しかし、死に至る確率は低いので、長く病気と付き合っていくこととなります。 ちなみに、パーキンソン病などが原因で上記のような症状が生じることをパーキンソン症候群といいます。 したがって、パーキンソン病以外の原因でもパーキンソン症候群とされることがあるのです。


スポンサードリンク

スポンサードリンク